個人サイト日記のよさ

このサイトはレンタルサーバーを借りてWordPressで作っています。ツイッターに比べればはるかに面倒でスマホからは更新する気にもなれません。

不便です。

なのでこの日記の更新ひとつとっても「記事を投稿する」という意識になります。これがいい気がします。

例えば1日のうちに起きた「日記に書きたいこと」がこれだけあったとします。

    • 美味しかったもの

    • 仕事中に思ったこと

    • 何か作った報告

    • 面白かったアニメ

ツイッターはこれを都度均一に発散できますが、個人サイトの日記は1日の終わりに1記事書くのがせいぜいですから、トピックに優先順位をつけて文章にまとめることになります。その結果アニメの話がもっとしたいから仕事中に考えていたあれこれはまあいいかと捨て置くことになったりします。そしてタイトルを「今日見たアニメの感想」とでもつけて完成。

捨てられたトピックを惜しいと感じるかというと、私は最近むしろ手放せることにちょっとホッとします。

ツイッターが年々「流れてくるものに食いついて言い合ってる場所」になっているのにみんなうんざりだと思うんですが、この口出ししている人のうち何人が、1記事にまとめてくださいと言われて同じトピックに対して真剣に書くんだ?という疑問があります。

というのも、全員が本気の自己主張に挑んでいるわけじゃなくて短い文字数ゆえに言い切り口調で書くことを強いられてるだけなんじゃないかな〜と思うからです。

200字以下の文章でできることってせいぜい「つかみ」じゃないですか、物語ることができないので書いてる本人すら無自覚に、本物の関心も知識も無いトピックに対して知ったような / 信念があるような口調になって不意打ちのトラブルを招いてる気がするんですよね。(もっと悪いパターンになると、言い切る口調で書けたという体験だけで自分には信念があるのだと書いてる本人すらも錯覚してくる)

ある話題に対してある程度まとまった文章を完成させた経験がある人は、200字前後で良い一文が出来てもそれは1パーツに過ぎず、それらを並べて組み合わせた時にやっと気づくエラー(物語にする難しさ)を体験しているはずです。その視点から見れば200字前後の発散は草稿以下、アイデア出し程度の段階なのでそれを人に共有して自分まで混乱してちゃ良いことないよと感じます。

みんなもうちょっと腰を据えて言いたいことをまとめた方がいい。

気づきましたか、私ははてなとかnoteで思念怨念を綴っているオタクのことが大好きです。

狂ったことを書いていてもいい、200字で狂うのは簡単、1万字で狂うべきや…とここまで文字数数えたら1000字くらいでした。ネットの文章で1万字読ませるのって結構すごい筆力だ。

一方、今までツイート・チャットとして発散されていたものが通話形式に移っている流れも感じます。5分で考えたツイートを5分で消費するのも面倒になってきたので、1秒で考えた発言が1秒で消費されるようになっているのかな。最期はみんなでダンスバトルだかんね。


サバイバルシートに紛れるおさる
たべっこのおさるって猿の要素が薄過ぎる。

MT